夜半わたしはアンデュインの水辺に坐っていた。
青白い新月の下の薄闇の中で逝いて止まらぬ水の流れを見守っておった。
葦が悲しげにさわいでいた。

その時わたしは見た。あるいは見たように思った。
一隻の小舟が灰色の光芒を放ちながら川面を漂ってくるのを。

                      ― 『二つの塔 下』



Faramir

ワァー!初描きファラミアですYo!
原作のこのシーンの描写がすごく好きで、いつか描きたいと思ってました。
映画のイメージも入ってますが、まぁ…勘弁してください。
ていうかファラミアの服ってこんなんだったッけ!?
ちなみに、あのシーンですよ。ボロミアの遺骸が乗ってた舟。
映画では、二つの塔SEE版でないと観れないシーンですね。
大好きなシーンです。幻想的で。
本文一部抜粋なので、この文では「坐っていた。」とありますが、
絵では川の中にいますが…これで良いんですよ、
原作でも実際には川の中に入っておりますよ、ファラミアさん。
王の帰還では彼のシーンがかなりカットされてたようで、悲しいです。
個人的には王の帰還SEE版DVDが『ロード・オブ・ザ・リング』本当の最終章ですかね。


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